介護職員辞めました。

みなさんはじめまして&こんにちはちかです。

私事ですが約1年8ヵ月続けたデイサービスの介護職員を今月末で辞め、新たに福祉系某機関のソーシャルワーカーとして再出発することになりました。ライフワークとして続けてきた介護の仕事について振り返ることで、今後のワーカー生活をより良いものにしていきたいと思っています。
よしんば、このブログを読んでいただいた方に介護の仕事についてや歳を重ねていくということについて考えるきっかけになれば幸いです。

聞いたことありませんか?
「介護の世界は3k」=汚い、臭い、暗い。
私の会社ではこのイメージに対抗するべく
「福祉の5k」=感謝、感動、感激、共感、謙虚
を掲げていました。
毎月の月次会議でファシリテーターが福祉の5kに沿って、仕事で気付いたことを報告するという熱の入れようです。

引きました?引きましたよね?
「報告とか意味ある?」
「何か宗教ぽくてこわい」
少なくとも入職して間もない頃の私はそう思っていました。

ですが、会議に参加してファシリテーター役の報告を聞いたり、自分がファシリテーター役になって報告してみて実感するんです。
「介護の仕事を選んで良かった」
「この職場で働けて良かったな」って。

せっかくなので、私がファシリテーター役に成り代わり福祉の5kに紐付けて仕事で得た気付きについて話したいと思います。

気付いたことは感動と感謝。

入浴介助中の出来事。利用者さんが入浴を終え上着を着る時に手伝った時、「私、手の動きが悪いから袖のボタンが閉められないから自分でボタン外して、袖の所をゴム入れて縫ったんだ。娘には「おばあちゃん変なの着ないでよ」って言われるんだけど、自分で着られるようにしたんだからなんも良いんでしょって言い返してやるんだ」って話してくれたんです。
彼女はリウマチという関節が変形する病気を抱えている為、細かい動きは苦手です。それでも得意なことを活かして洋服の袖を自分が着やすいように作り替えることが出来る。彼女のように、歳を重ねて身体も思うように動かなくなったとしても前向きに生きられる人の存在は若い人達に良い影響を与えるパワーがあると思うんです。


人生100年時代」という言葉の通り、日本の平均寿命は世界一ですが、平均寿命の延び率に健康寿命の伸び率が追い付いているとは言い難いことも事実です。
この現状に抗うシステムが介護サービスであり担い手となる医療・福祉・介護に従事している者です。年老いても自分らしく生きられる社会を創ることは若い人達の未来を明るくすることにもつながります。私自身、このことに気付けたから福祉を志す者として社会をより良くする1人
でありたい。あり続けたいと思いソーシャルワーカーとして働くことに決めたんです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

感想等いただけるとうれしいです。
では次回もお楽しみに。